基礎研&兵庫労働総研/8・30協働シンポジウム
社会の基本を変えよう!―時代はまるで『資本論』―
1.日 時:2009年8月30日(日) 13時〜17時
3.会 場:兵庫県私学会館 301・302 →アクセス(公式HP)
3.参加費:1000円(学生・65歳以上の方は、500円)、事前参加申込不要
<開催趣旨>
新自由主義的な資本主義の行き詰まりが実感される中で、改めてマルクスが注目されています。19世紀の中ごろ、『共産党宣言』や『資本論』をカール・マルクスやフリードリッヒ・エンゲルスが著してから、一世紀半余りの時間が経ちました。19世紀半ばのヨーロッパと21世紀初頭の日本を「進化・停滞・退化」の視点で比べてみたら、面白いかも知れません。「一世紀半も経っているのに何とよく似たことが起きているのか」と、疑問にも似た思いが湧いてきます。
時代の課題としての「貧困」を解決するにはどうしたらいいのか、社会の隅々に表出している「劣化」をどのように考え、解決したらいいのか、時代を掴むことができず、不安ばかりが押し寄せ、考えあぐねてしまいます。
そんな時、『時代はまるで資本論』(基礎経済科学研究所編)という書物が昨年末、出版されました。まさにそのような時代に、あの大部な『資本論』を読もうというブームも出始めています。『資本論』などもう古いとの印象をもたれている方もおられるかも知れません。しかし、新しいものが生まれるとしたら、古いものの中からこそ生まれるのではないでしょうか。『資本論』の場合はどうでしょうか?
そこで、このたび、『時代はまるで資本論』をまとめた“基礎経済科学研究所”(京都市)と『労働・生活白書』をまとめた“兵庫県労働運動総合研究所”(神戸市)が協働して、「社会の基本を変えよう!−時代はまるで『資本論』−」というシンポジウムを企画しました。
ひょっとしたらこのシンポジウムは、何か新しいことを発見できる、そんな貴重な機会になるかも知れません。夏の終わり、8月30日、ぜひ神戸にお越し下さい。
4.プログラム:
●司 会:柳澤 尚(兵庫労働総研副理事長)
13:05◆開会挨拶
13:10◆基調報告:各30分
●悪化する労働環境と『資本論』的現実
森岡 孝二(関西大学経済学部教授)
●正規・非正規の連帯を『資本論』から解く
―教職員組合運動の経験を踏まえて―
大西 広(京都大学大学院経済学研究科教授)
●金融危機の中で、労働運動をどう再興するか
北野 正一(兵庫県立大学経済学部教授)
14:40 ―休 憩―
14:50◆コメント:
藤田 明史(兵庫労働総研理事長)
15:00◆労働実態リポート:各10分
JMIU日本トムソン支部
港湾
新日鉄
15:30◆質疑・討論
16:50◆閉会挨拶
17:30〜 懇親会(予定)
5.主 催:基礎経済科学研究所(基礎研)
兵庫県労働運動総合研究所(兵庫労働総研)
6.協 賛:市民社会フォーラム、日本科学者会議兵庫支部
兵庫県自治体問題研究所、兵庫県保険医協会
【連絡・お問い合わせ先】
兵庫県労働運動総合研究所
〒650-0027 神戸市中央区中町通3-1-16、サンビル201号
電 話:078-371-4593 ファクス:078-371-5985
HP:http://www.shinsaiken.jp/
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