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| 外部不経済  経済活動の費用や便益が取引当事者以外に及ぶことを「外部性」と呼ぶ。「外部不経済」とは、マイナスの外部性、すなわち、取引当事者以外に費用が及ぶ場合を言う(逆は外部経済)。典型例としては公害があげられる。 外部不経済がある場合、当事者が生産決定に考慮するのは、自己に帰属する分の費用だけなので、市場に任せると社会的に最適な生産量より過剰に供給がなされてしまう。したがって、このようなケースでは、政府が供給に比例した課税をするなどの介入をすることが正当化される。 外部経済であげた学校選択制の例では、たまたま初期の偶然で、他の生徒に外部不経済を及ぼす生徒が重なった学校は、その後一般の需要が減ってますます外部不経済が増し、格差が取り戻せなくなるかもしれない。 (松尾匡) |