基礎経済科学研究所編集の書籍

『人間発達の経済学』




青木書店
1982年11月発行
定価 1,700円


第1章 現代生活と人間発達の経済学
     1 「生涯教育論」と人間発達の経済学
     2 生活の変化と人間発達の経済学
     3 現代の民主主義と人間発達の経済学

第2章 経済学の基礎概念と人間の発達
     1 人間の欲求と発達
     2 人間の労働と発達
     3 資本主義的生産と人間発達の諸条件

第3章 勤労者相互の競走と全面発達
     1 経済学における競走と発達
     2 統治するものと統治されるものとの分業、
       勤労者の統治能力の喪失
     3 大工業における労働能力の「部分化」と
       「流動化」が全面発達に与える影響
     4 勤労者の全面発達の必然性と公務労働

第4章 経済学における人格論 ―貧困化と発達の弁証法―
     1 現代社会と「三とも型生活像」の形成
     2 二重の意味での自由と共同体からの自由
     3 普遍的発達と人格的独立性の潜在力
     4 資本生生産と「貧困と発達の弁証法」
     5 潜勢力の顕在化の条件 ―民主主義

第5章 現代国家における貧困化と発達
     1 自然を改良する力量と社会を統治する力量
     2 資本蓄積と官僚機構
     3 官僚機構のもとでの公務労働
     4 共同体、国家、自治体
     おわりに ―新しい共同体の再建

第6章 人間発達を保証する労働 その過去・現在・未来
     はじめに ―憲法体制の経済学
     1 “人間発達を保障する労働”の起源
     2 “人権を保障する労働”への発展
     3 岐路に立つ“人間発達を保障する労働”
     4 人間発達を保障する労働と現代民主主義

第7章 現代民主主義と社会主義 ―未来社会への展望―
     1 二つの道の選択
     2 政官財の癒着と民主主義的行政改革
     3 社会主義への展望と人間の全面発達



<執筆者>

 池上 惇 (第3章、第5章、第7章)
 重森 暁 (第1章)
 二宮厚美 (第4章)
 森岡孝二 (第2章、第3章、第7章)
 柳ヶ瀬孝三 (第6章)



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