基礎経済科学研究所編集の書籍

[講座]構造転換@
『国際化のなかの日本』




青木書店
1987年7月発行
定価 2,200円


第1章 現代世界のなかの日本経済
     はじめに ―構造転換の新しい段階
     1 アメリカ中心の国際秩序と日本経済
         ―その再編過程と日本の選択
     2 精神労働の独占と国際的「役割分担」のネットワーク
         ―日本経済の「つよさ」と「よわさ」
     3 「構造調整」過程の矛盾と「個人の全面発達」要求
         ―利潤原理と人間化原理との対抗
     4 構造転換と人間発達のヘゲモニー
         ―「生活の豊かさ」後進国の克服

第2章 多国籍企業化と産業調整
     はじめに ―「構造調整」の意味するもの
     1 アメリカ多国籍企業の80年代危機とレーガノミクス
     2 多国籍企業化段階の日本
     3 産業調整と日本経済「空洞化」

第3章 情報化のなかの蓄積構造
     1 情報化と金融化
     2 蓄積構造をとらえる視点
     3 大企業における蓄積構造の展開
     4 情報化・金融化と産業再編成

第4章 流通業の転換と生活文化戦略
     1 サービス経済化と流通業の再編
     2 80年代におけるチェーン化理論の展開
     3 「業際化」と「連結の経済性」 ―情報化と金融・サービス化
     むすび ―流通・消費をめぐる対抗

第5章 国際化・情報化と中小企業
     1 中小企業政策の大転換
     2 円高の進展と中小企業の選別
     3 情報機器の導入と従属の深化
     4 中小企業の意義と役割

第6章 国際化のなかの日本農業
     1 日米貿易摩擦と日本農業
     2 経済の国際化のなかの日本農業の「構造転換」政策
     3 日本農業の民主的構造転換の道

第7章 国際国家・日本の財政政策
     1 行政改革と財政再建の到達度
     2 国際国家・軍事国家の財政負担
     3 国際国家と米日政策協調
     4 内需拡大と民間活力重視の開発政策

第8章 国際化の費用負担と経済自主権
     1 パックス・アメリカーナと「国際公共財」
     2 軍事システムの不均衡と再構築
     3 国際経済秩序と負担構造

第9章 構造転換と公共性
     1 アメリカ経済の“空洞化”の経験
     2 「新日本的経営」と雇用不安の拡大
     3 「労働の衰退」と「生活・分化の衰退」
     4 「公共性」の形成過程
     5 共同組合と公共部門 ―民主制と効率性の統一



<執筆者>

 柳ヶ瀬孝三 (第1章)
 小林世治 (第2章)
 林堅太郎 (第3章)
 田井修司 (第4章)
 斉藤雅通 (第4章)
 小森治夫 (第5章)
 江尻 彰 (第6章)
 佐々木雅幸 (第7章)
 新岡 智 (第8章)
 青木圭介 (第9章)


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